●窃盗（置き引き、スリ）、強盗、暴行傷害事件、詐欺が多発しています。また、ジャンボタクシーに酷似した「コールバン」を利用した際に、法外な料金を請求されるといったトラブルが増加しています。乗車前に確実に車体横の「JUMBO TAXI」の表記を確認すること、乗車後にはダッシュボード上に掲示されている運転手の身分証明書が実際の運転手と同一人物であることを確認する等の注意が必要です。

●水道水は体に合わない場合があるので、生水は飲まないようにしましょう。一見して衛生状態が良くない飲食店や屋台で食事をする場合には、食中毒や肝炎等の原因になりかねないため、注意が必要です。また、夏季に京畿道及び江原道北部地域を訪れる場合にはマラリアに注意が必要です。

●鳥インフルエンザは韓国国内でのヒトへの感染は発生していませんが、2003年・2004年・2008年と高病原性鳥インフルエンザが確認されております。

●繁華街、空港、レストラン、交通機関の車内等において、スリや置き引きに遭う例が多発しています。バスターミナルの付近で目的地が掲げられた「高速バス」に乗り込んだところ、山中に連れて行かれ金品を奪われたといった例（白バス強盗）もあります。

●未開放地域での行動には十分な注意が必要です。未開放地域に無断で立ち入ったり、写真を撮ったりすると公安警察に身柄を拘束され長時間事情聴取を受けることがあります。

●病院では原則として現金でデポジットを先に納めないと診察や治療が受けられません。

●両は赤信号でも右折してよいことになっているので、歩行車信号が青でも右折車には十分注意が必要です。

●伝染病や寄生虫病予防のために、生ものは口にせず、小さな飲食店や露店での飲食にも注意しましょう。飲用にはミネラルウォーターをおすすめします。

●犯罪発生率でみる限り、治安は良好です。しかしながら、日本人旅行者がパスポート等の所持品をスリや置き引きによって盗まれる被害が多発しています。特に香港と中国本土を結ぶ九広鉄道及び中港フェリーターミナルや、マカオへ向かうフェリーターミナル、ビクトリアピーク及び女人街・男人街では十分な注意が必要です。

●飲料水は、瓶詰めの信頼のおけるミネラルウォーターか、一度煮沸した水をおすすめします。食事は信頼のおける飲食店を選び、生野菜等の生ものは避けることをおすすめします。

●SARSが過去流行しましたが、それ以外にも日本脳炎、デング熱等に注意が必要です。

●比較的良い治安状況ですが、凶悪犯罪の発生率は日本を大きく上回ります。路上強盗、恐喝、ひったくり、スリ、置き引きの他に、暴行、傷害も発生しており注意が必要です。これらの被害に遭う危険性を最小限にするためにも、外出時は周囲への警戒を怠らず、危険地域や危険な時間帯に外出しないようにしましょう。夜市等の観光客が多く訪れる場所は、観光客を狙ったひったくりやスリに特に注意が必要です。また、タクシーを利用する際は車体や社名表示にナンバーが表示されていることを確認し、怪しいタクシーは利用しない等、安全なタクシーの選定を心掛けてください。

●上下水道やその他の各種衛生施設等のインフラは相当整備されており、夜市にある飲食街等の一部を除けば、衛生上特別な注意は必要ありません。飲用には、ミネラルウォーターをおすすめします。

●肝炎の発生地域であるため、レストラン等を利用する際は衛生的な場所を選ぶ等の注意が必要です。また、高雄県や屏東県等の南部地域においては、蚊を感染媒体とするデング熱がしばしば流行するので、蚊に刺されないよう十分な防虫対策が必要です。